スタッフ座談会

Nさん

最初は先輩についていくのが必死でした。先輩に言われてから行動していたのが、次の段階では見守りのもと手技を行って、次は自分で考えて行動するというのが段階的すすめることができたと思っています。患者さんの優先順位のあるもの、時間指定のあるものを先にやって動いたり、技術面でも、採血や吸引など学生時代にできなかったことができるようになったことで成長できたと思います。

Yさん

入職したころは1日の流れもつかめず、すべて先輩に聞いて動いていました。今は1日の流れをつかめるようになって、自分で考えて行動できるようになってきました。先輩に「どう思う？」と聞かれたときに、自分なりの考えを少しずつ出しながら答えられるようになり、また、相談することもできるようになってきたと思います。技術面では、入院時の取り扱いとして、1泊の検査入院なら先輩から任せてもらい、対応することができるようになってきました。

Sさん

皆さんと同じようなところはあるんですが、先輩のもとで動いていたことが、今は手術患者さんを担当させてもらえるようになりました。初めは限られた手術の方しか担当できなかったのが、徐々に担当できる手術も増えてきました。その分自分が勉強することも増えるんですが、勉強した分わかることが出てきて、患者さんを看るときに自分で気づいたりすることも増えてきたなと感じています。

司会

4月に比べると全然違うんですよね。朝出勤してきたら、先輩に何て声かけようかとおもったり、指示された通り行動するのが精いっぱいだったのに、夜勤や休日の勤務をするようになってきてから、勤務の組み立てを考えたり、技術も身についてきたりとたくさんのことができるようになってきたんですね。頑張っていますね。

Sさん

私は、今一緒に働いている病棟の先輩です。その人は患者さんの心を開くことができる方なんです。自分の思っていることをなかなか言わない患者さんがいたのですが、私が痛みを聞いても痛そうな顔をしながら「痛くないです」と返答するんです。私はどうしたら患者さんが答えてくれるかわからなくなっていたんですが、その先輩は患者さんに安心感を与えながら聞き出し、すごいなと思うことがありました。あとは患者さんもそうなんですが、他の看護師やドクターとの連携もすごく早くてかつ正確で、そんなふうに自分もいずれなれたらいいなと思っています。そうなれば自分ももっと患者さんから、信頼される看護師になれると思うので、憧れています。

Yさん

わたしも、同じ職場の先輩で指導者さんなのですが、患者さんへの細やかな思いやりや、患者さんへ寄り添った関わりをしているのに憧れています。患者さんとのやり取りを見ていると、自分もそうなりたいなと思っています。

司会

いい先輩が身近にいるんですね。患者さんの気持ちに寄り添うことができると、患者さんは気持ちを言い出せるようになるんだと思います。

Nさん

私は、特定の先輩ではないんですが、いろいろな方のこういうところがいいなと思うところがあります。例えば、根拠のある看護をしている方がいて、患者さんに苦しいから動くのやめようねと言うのではなく、心臓が細やかに動いていて、十分な血液を体中に巡らせることができないから、体が疲れるから動くのは少し休もうねと、根拠のある説明をすることで患者さんが納得して治療に臨んでいました。
また、ある看護師さんは生理的欲求を満たせるように関わっている人がいて、業務に追われてしまいがちなんですが、患者さんのニードを捉えひとりの人としてそこを満たせるように関わることができるようになっていけたらなと思っています。

Nさん

私は、休みの日に外食に行ったり、自然公園や、釣り掘りに行ったりして、アクティブに外に出かけてリフレッシュしています。

Yさん

私は、いろいろなフレーバーの紅茶を飲むのが好きで、職場にも水筒に好きなお茶を淹れて持ってきて、休憩の時に飲んでリフレッシュしています。あとは家に引きこもって動画アプリで動画を見るのが楽しみです。

Sさん

私は、看護師で働いている看護学校の同級生の友達と電話してお互いに溜まっていることを話したり、あとは、もともと入浴剤は好きで集めていたんですが、最近寒くなってきてお風呂に入るときに入浴剤を選んで入るのが一番癒しの時間になっています。

司会

みんなそれぞれにリフレッシュの仕方があって、気持ちの切り替えをしているんですね。メリハリをつけるのは大事ですね。

Sさん

私は看護技術の面は、着実に身につけていきたいと考えています。私の病棟ではでは1つ1つの看護技術に対して教えてくれる先輩が決まっていて、見学をしっかりさせてもらってから、見守りものと実践させてもらって、自立という形で着実に技術面を身につけられるというところは、自分にも合っていると思っています。

Yさん

私は、入職時病棟に新人が自分一人しかいなくて不安が強かったんですが、指導者さんやその日担当になってくれた先輩だけでなく、病棟の先輩方全員が優しく指導してくれています。皆さんが「何か困っていることがあったらすぐに声かけて」と言ってくださったり、なにか相談したら答えてくださり、すごく助けられています。今は不安もなく働き続けられているので、病棟に新人一人でも心配なことはないので、ぜひ来てください。

Nさん

お二人のお話したことを聞きながらそうだなと思ったのですが、当院では、新人一人ひとりに指導者さんがついてくださり、担当の指導者さんもそうなんですが、病棟の先輩看護師さん全員が指導者さんと話し合って、新人の進み具合などを共有して、みんなで成長を見守ってくれているというのを実感しています。そういったところが、就職してから不安なく仕事できるところだと思います。新人看護師はいろいろな不安があるのですが、着実に成長できる環境が整っていると思うのでぜひ当院で一緒に働きたいです。

司会

皆さんにそう思ってもらえることが、とても嬉しいです。指導者だけでなく病棟の先輩スタッフみんなが、新人の皆さんの指導に関わって成長を見守ってくれているということが伝わってきました。

Nさん

勉強をしっかりして、根拠ある看護を実践し、その根拠を患者さんにも、入ってくる後輩にも説明できるような看護師になりたいと思っています。患者さんが生活しやすいように環境を整えたり、退院後の生活を視野に入れ退院支援を行えるようになりたいと思っています。

Yさん

私はまだ未熟なので、しっかり自信をもって患者さんへ技術を提供できるよう身につけていきたいと思います。業務にならずに、看護をしていると実感できるそんな看護師になることが目標です。

Sさん

私が今働いている病棟は高齢者の入院患者さんが多く、その中に認知症の患者さんも多くいます。個人的には認知症看護が今一番興味のある分野になっています。将来的にその分野を勉強できたらと考えています。